まさか私が告白されるなんて
 そうして私は今重村君の家にいる。
 勉強会をするために。

 「まさか、こうなるとは思ってなかったな」

 付き合って二日目で彼氏の家。
 不思議な感じがして落ち着かない。

 「じゃあ、勉強始めるか」

 そう、明るく言う重村君。それに対して私も「うん」と言って教科書を出す。

 重村君の教え方は上手い。

 私の分からないところがどんどんと理解できる。
 彼は教えるのがうまいのだと、すぐさま理解した。

 そうして勉強がひと段落ついたころ。

 「ありがとう。おかげでだいぶ分かってきた」

 分かんなかったところがどんどんと減っていく。

 「教えるの上手いね。将来は先生?」
 「いや、そんな……」
 「謙遜しないでよ」

 そんな時、ドアが開く。

 「勉強捗ってる?」

 そう、30代後半の黒発ショートカットの女性が出てくる。
 重村君のお母さん。妙子さんだ。

 おやつを運んできたのだろう。
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