まさか私が告白されるなんて

「可愛い」

そう、急に言い出した琢磨君。
その言葉を脳が、情報として処理されない。
今言われた言葉を理解できない。

そう言えば琢磨君の方から、可愛いだなんて言ってくれることなんてほとんどなかった。
琢磨君の方から告白してくれた。
だけども、いつも私の方が照れてばかりで、逆に琢磨君に私が惚れているみたいだった。

だからこうして愛の言葉をささやかれるのは想定外で、ドキッとした。

「ありがと……」

私はそう一言ぼそっと返した。
私の顔はきっと今赤くなってるだろう。

周りから視線を感じた。
見られている。こんな図書館の中で、熱いムードを出してしまったからだ。

「琢磨君。いったん出る?」
「う、うん」

そして私たちは、図書館から出た。

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