まさか私が告白されるなんて
そして、その警戒の時間は思うよりも早く訪れた。
放課後、二人で帰ろうとしている際に、
「あたしも入れて」と、ずうずうしく宮崎さんが言い寄ってきたのだ。
なんなの、この人。
私、こういう人正直苦手かも。
だってさ、こんなぐ勢いよく来られたら、どうしたらいいか分からないんだもん。
私が困り果てていると、
「すまないけど、僕は水奈さんと一緒に帰りたいんだ」
そう言って琢磨君は私の手を掴んでくれた。
流石琢磨君。頼りになるっ!!
「それに、僕は断ったんだ。もう、付きまとわないで欲しい」
「……ふふ」
そう、宮崎さんは
気味の悪い笑みを浮かべる。
なんだか、嫌な予感がする。
私の十数年生きてきた中での勘だ。
「あたしが興味あるのは、山本水菜、貴方よ」
そう指さされた。
「まさかの私!?」
「うん」
今度は真顔で頷かれる。
正直もうわからない。
「なんで私なんですか?」
「だって重村君が好きになる子って、気になるからね。あ、でもあたしは別に重村君への恋心を断ち切った訳じゃないんだけどね」
断ち切ってないんだ……。
「それでね、あたしは山本さん、貴方と友達になりたいの」
「そう言われましても……」
私にとっては、宮崎純恋は、要注意人物だ。
できれば関わりたくない。
私が俯いていると、
「悪いけど、僕たちは帰るよ」
そう言って、琢磨君は強引に私の手を引っ張った。
「あ」
宮崎さんは、「あたしも一緒に帰りたい」そう呟いた。
でも、私も正直琢磨君と同じ気持ちだ。二人きりで、帰りたいのだ。