闇の少女

☆。.:*・゜



「それじゃ俺が入ってこいって言ったら来いよー」

と言い教室へと入っていった


「それじゃ倉谷入ってこい」


その言葉に私は扉を開け教室へと入った


教壇に乗り教室にいる生徒達を一通り眺めた


意外と髪を染めてない人もいるな...


「倉谷ー自己紹介頼んだぞー」


その先生の言葉に意識を戻した


「えっと...倉谷茉白です、よろしくお願いします」


頭を下げかるい自己紹介をした


「んーまぁこいつがこれからこのクラスメイトになるやつだ、仲良くしろよーあと席は1番左の前から2番目な」


こちらを横目に見ながら“それだけ?”と言いたそうな視線を送られたがまあどうでもよくなったのが視線を前に戻した


そして私は言われた席へと着いた


先生は気付いたらもう教室から出ていた


そんなことを思いつつぼーっとしていれば前に座っていた女子生徒が椅子を引きこちらを振り返ってきた


第一印象は...まぁギャルって感じかな


「うわっ近くで見てもウケるんですけどてかよくそんなガリ勉眼鏡かけて学校来れたねーやばすぎ!」


甲高い声で笑いながらそんなことを言ってきた


いつの間にかいた同じようなギャル二人も仲良く同じように笑っていた


仲がいいのか三人とも金髪に最初に話しかけてきたのが腰まであるストレートロングであとは後ろにお団子と胸あたりまでの長さに毛先が少しウェーブになっている

他に両耳に一つずつピアスをつけて三人とも銀色の宝石みたいなものを付けていた


それにしても何が面白いのかさっぱり分からないし

生憎私は空気を合わせるつもりなんて少しもないので

表情は変わらない...まぁ無表情ってこと

どっちにしろギャル達は私の反応なんてどうでもいいのか

三人で仲良く騒いでいた

私は小さなため息ついて窓から外を見た


...空は私の真反対の心情を表すかのように綺麗な青空が

広がっていた
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