闇の少女


たしか理事長室だよね...

中々広い校舎ではあったが事前に校舎内の構図は記憶していたためすぐに目的地へとたどり着いた


「ここが理事長室...」


無駄に豪華な扉だなと思いつつノックをする


「どうぞ」


中から柔らかいが少し低めの声が返ってきた


返事を聞いて扉を開けるのソファに座りなにかの書類を見ている理事長らしき奴がいた


「やぁ、君が今日からこの学校に通う倉谷茉白さんかな?」


「はい、私が倉谷茉白です」

と頭を下げた

「ふふ、そこまでかしこまらなくて大丈夫だよ」

とこちら柔らかい笑みを向けてきた

「とりあえずそこのソファにでも座っていてくれ、なにか飲み物を出すよ、ご希望はあるかい?」

そうこちらに問いかけてきた

とりあえずソファに腰をかけた

「お気になさらず」

と返答する

「そうかい...?それでは早速だかこちらの学校について説明してもいいかな?」

「はい」

「ある程度はねつかとかの情報で知っているかも知れないがいちよ、一から簡潔に説明させてもらうね」

私はそれに1度首を縦に振ると理事長が話し始めた


理事長が話してくれた内容を説明すると


基本は他の学校とは変わらないようだか、


違うことと言うとまずこの学校の単位はほぼテストの結果で決まると言うこと


簡単に言えば授業に出席していなくてテストでちゃんと点数さえ取れば進級も卒業も出来るらしい


あとはルールが少し...いやかなり緩いと思った

髪色は何色でもあり、制服の着こなしは自由、問題などを起こさなければ他の教室の出入りは良いらしい...他学年の教室も


テストの結果で単位が決まることは知っていたがここまで緩い学校だと言うことを知り少しこの学校にしたことを後悔してる...

と言ってもそこまで後悔してるわけではないし、ここに通うことが決まってるしそんなこともうどうでもいい話である


「そろそろ君の担任も来る頃だろう」

その言葉と同時くらいに扉の向こうからノックが聞こえてきた


「どうぞ」


その返事の後入ってきたのはいかにもなんか先生してそうな眼鏡をかけたやつだった


「失礼します、えっとー彼女が転校生ですか?」


「そうだよ彼女は倉谷茉白さんだよ、後は頼めるかな?」


「あぁ、んじゃ倉谷行くぞ」


「はい」


私は返答し、ソファから立ち上がり理事長に一礼してから先程の担任のあとをついて行った

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