孤独な少女は優しさに堕ちていく。
♢♢♢

遅刻しかけて、梨奈に怒られた日の次の日から文化祭の準備が始まった。

私のクラスである2年C組はメイド喫茶をやることになった。

小さくてかわいい梨奈は言うまでもなくメイドだ。

でもなせか一部の女子、特に梨奈の推薦により私もメイドをやることになってしまった。

採寸をしたり、買い出しに行ったり、忙しくも充実した日々を送った。

一方で、最近はあの夢を毎日見るようになった。

寝不足で頭がぼーっしたり、授業中にウトウトしたりする。

だけど、夜中に何度か目が覚めるだけで寝れてないわけじゃない、と自分を誤魔化して過ごしている。

でも、梨奈にはばれているようで、

「おとちゃん、寝れてる?無理しないでね」

と心配されてしまった。

私の事情を知っているだけあって、深くは聞いてこない。
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