Hush night

何より彼は自由奔放に見せながらも、睡眠時間は極端に短いし、仕事は不定期だし、いつか壊れてしまうんじゃないかと心配になる。



「いまは……楽しい?」


なぜそんな質問をしたのかは、自分でも不明だった。

昔のことを懐かしそうに思い出している麗日を見たら、いま彼の隣にいるわたしのことなど、視界に映っていないような錯覚に陥って怖かったのかもしれない。



「楽しいっつーか、幸せ? みたいな感じ」

「幸せ……」


「そ。俺たぶん、うるがいなくなったら生きていけねえ人間になってるわ」


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