のーどくたーのーらいふ[短編]
そういって陸のところへ向かう














「陸」














陸「ん?」














「ちょっと、」














陸「なに〜、」














「凛が今日で終わらせたいって」














陸「終わらせたいって治療のこと?」














「うん」














陸「でも、凛ちゃん大丈夫なの?」














「分からない














ただ、別の日にするよりかいいと思う」














陸「そっか、分かった」














ガチャ














「凛、横になってみよっか」














凛「大丈夫、なれる」














とても大丈夫とは思えないけど














「ゆっくり自分のペースでいいよ」














凛「大丈夫」














凛は頑張って横になってくれた














「凛、俺ここにいるからな」














凛「うん」














陸「じゃあ、凛ちゃん














この機械で歯、削っていくからね」














凛「分かった、」














陸「始めるね〜、」














ウイーン














俺の手を握ってる凛の手にも力が入る














「大丈夫、怖くないから」














陸「あと、5秒で終わるから














一緒に数えてみようか」














凛「ごー」














陸「よーん」














「さーん」














凛「にー」














陸「いーち」














凛「ゼロ」














陸「はい、終わり〜














よく頑張ったね」














凛「ありがと、」














陸「いえいえ、どういたしまして














頑張った凛ちゃんにこれあげる〜」














凛「え、可愛い」














凛がもらっていたのはクマのぬいぐるみ














そういうやつ、すきだよな(笑)














凛「...凛、子供じゃない」














そう言いながら嬉しそうな凛だった














Fin.
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