意地悪で優しいあなたの溺愛
「じゃあ、体育祭実行委員決めるので、1回席戻ってくださーい」

委員長さんの声で席に戻る。

相変わらず左京くんは、何をするでもなく気怠げに座っていた。

「体育祭実行委員、やってくれる人いますか?」

誰も手を挙げない。

体育祭実行委員は平日も土日も集まりがあって超忙しいのだ。

当然、誰もやりたくない。

「誰かやってくれないと…」

委員長さんも困り顔だ。

「じゃあ、私やります」

手を挙げたのは花梨だった。

「女子の実行委員は西野花梨さんでいいですか?」

反対される訳もなく、直ぐに花梨に決まった。

「花梨ちゃんがやるなら、俺もやろうかな」

少し遅れて手を挙げたのは右京くんだ。

「男子の実行委員は水無瀬右京さんでいいですか?」

一部の女子は右京くんがやるなら私が、とかなんとか言っていたけど委員長さんは華麗に無視をした。

「実行委員の2人は、今日の放課後に集まりがあるので、忘れないようにしてください」

こうして無事、私のクラスの席替えと実行委員決めが終わった。
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