《更新中》エリアーナの結婚 ~ 落ちこぼれ地味っ子令嬢は侯爵家令息の愛され妻?!私、お飾りのはずですが…?

 見送るうさぎのふたつの眼《め》には、エリアーナには見せない剣呑な光を宿していた。


 ——心配かけてごめんね、エリー。
 大事な、大事な、エリー。

 母君のようにキミを死なせるわけにはいかないんだ。

 キミは『王の眼《め》』。

 キミはまだ知らないけれど……
 ボクは、『王の眼《め》』を守る役目を授かった守護妖精。

 今のボクのままじゃだめなんだ。
 いざという時、キミを救えない。

 だから、ボクは————いつまでも落ちこぼれのままじゃいけないんだ。


 守護妖精たちの父である精霊王からの失望のこもった叱責が、ルルの弱い心の核を重く哀しく締め付ける。




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