君のことがずっと好きだった・・・今度こそ君を守る
「廉お疲れー。」
大地が声をかける。

「めっちゃ疲れたわ。」

「注目の的だったもんな。歓声めっちゃあがってたぜ。」

「いいって、わざわざ言わなくても。」

「廉がフリーだって、もう噂広まってるらしいな。今日来てた1年の男の子が言ってたぞ。廉さ、彼女でも作ればいいじゃん。いた方が絶対楽しいし、頑張る活力になる。」

「大地はそうかもしれないけど、俺は今はサッカーに集中したいから。」

「なぁ、廉。まだ咲ちゃんのこと引きづってんの?忘れるためにも新たな恋だって。」

「あんなん何年も前の話だろ。今さらなんとも思ってないよ。それにその後も付き合ったりしてたろ。」

「告白されて、一様付き合ってたって感じで、廉が恋にのめりこんでる感じ全くしなかったけどな。咲ちゃんの時はお前凄かったのに。」

「咲とも別に付き合ってたわけじゃないよ。咲、事件あって大変な思いしてたし、そばにいただけだから。」

「でも咲ちゃん転校してから、お前活力ゼロで落ち込んでたじゃん。」

「当時は気に入ってたよ。でももう昔のことだ。それより大地も今フリーじゃん。彼女作らないの?」

「俺はいつでも欲しいよ。いい子がいればアピールするさ。」

「お前は相変わらずだな笑」
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