Sugar&Sweet LOVE

「緋彩、おはよ。」 

「おはよ、待ってたっ!」




「おはよ、六花。茉織も。」



その中でも仲が良くて、いつも一緒に行動しているのが瀬野六花(せのりっか)と鈴鹿茉織(すずかまお)。




クールで大人っぽく、正しいと思うことははっきりと言う六花。

明るくパワフルで、いい意味で子供っぽく元気がありすぎな茉織。

そして、比較的大人しく周りを見てるタイプで中央委員、つまりクラスのリーダーをしている私。




性格は結構、いや相当違うけれど、名簿が並んでいた私たちは入学式で出会い、自然と仲良くなって今に至る。






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「ねぇっ!お願い…!緋彩、宿題見せて!!」




私が自分の席に荷物をおいた瞬間、本当に置いたのと同時に茉織が縋りついてくる。



……なるほどね、だから待ってたのか。


私は納得した。





「はぁ……。ほんっと、呆れるわ。」


頼み込んでくる茉織に、呆れ顔の六花。
ため息までつかれてるし。



なんでこんなに呆れられるかって?


それは……茉織の宿題やってこない事件は入学してほとんど毎日起こってしまっているからだ。



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