御曹司は高嶺の花に愛を刻む
「ははは!!素材が良すぎるんだよ!俺は大して特別な事はしてないぞ?」

口も上手いですねー!!

「ふふふ!!ありがとう彰さん!!」

「もともと、菜由はべっぴんさんだからな!!」

なんてお世辞まで言っちゃって。

「いやいや、やめてよ!そんなに褒めても何も出ませんぜ。オヤっさん」

「おまっ!!オヤッさんはないだろオヤッさんは!!ったく本当に!!
ほれ、そろそろ時間だ。送ってく」

「ふふふ!ありがとう!お願いします!!」

彰さんの車は、さすが数店舗を経営するサロンのオーナーだけあって、シャンパンゴールドに輝くレンジローバーだった。

いそいそと、乗せてもらう。

そして会場に着いてお礼を言う。

な、なんか注目されてる?
あ、彰さんの車を見てるのか!!

手を振って、彰さんは来た道を戻っていった。

そろそろ、咲季も来る頃だ。
ワクワクするー!!
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