御曹司は高嶺の花に愛を刻む


「彰さん!!ヤバい!!別人じゃん!!」

鏡の前の自分に驚く。

腰まである、色素の薄い茶色のワンレンのストレートの髪は、緩めに複雑な編み込みが施されていた。
顔のサイドと、うなじから少しだけ後れ毛を垂らして緩く巻いてある。

かわいい!!もはや芸術作品だ。

もともと、色素が薄いので茶目の瞳の私。
そこに、ヘーゼルグレーのカラコンを入れられた。
うわ!!
こういう外人のメイク動画見た事あるぞ!?

ベースメイクはシェーディングが大胆に入れられて、ボカす前は、面白過ぎて笑ったけど、さすがプロ。
見事な小顔の立体感たっぷりなメイクだ。

アイホール全体に、オレンジブラウンのクリームシャドウがのせられて、マスカラを塗った後に、つけまつ毛も付けられた。

ケバくならない!?
と思ったけど、全然だった。

目が倍くらいクリクリして見える。
下瞼もしっかりとシャドウが塗られ、そこにもまつ毛が付けられた。

眉毛は、コームでしっかりと毛並みを整えて、眉マスカラを塗って一気に垢抜けていた。

勉強なるわー。

全体的に艶感があって、しっかりメイクしてるけど、ヌーディでナチュラルだ。
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