御曹司は高嶺の花に愛を刻む
なんとか大通りまで出て、とりあえず暗い所にいたくなかった私は、一度コンビニに入った。
そして、暖かいお茶を買って、外に出る。
すると、ちょうどよく陽平の車がこっちに曲がって来るのが見えた。
嘘!!すごい!!
陽平ーーー!!
救世主ーーー!!
ナイスタイミング!!
私は大きく手を振った。
「こんな時間に何やってんだ?
早く帰れよ。ほれ、まず乗れ」
「陽平ーーー!!」
車に乗るやいなや、陽平の顔をみて安心したのか、涙が出てきてしまった。
「なんだ!?どした!?転んだか!?」
そう言って、私の体をあちこちチェックする。
違うよ陽平ー
あれ?ケガしてないな。
とか言ってる。
「陽平ーー!!怖かったー!!残業したー」
べそをかきながら話す。
「残業?怖かった?」
そして解読したのか、
一気にアクセルを踏んで、私の家に向かう。
陽平はだいぶ頭の回転が早く、慣れてきたのか、私の変な日本語もだいたいちゃんと変換されて、伝わる。
すると、やっぱりまださっきの人がいて、車のライトに気づいて、近くに止めてあったバイクで物凄いスピードで走り去って行った。