御曹司は高嶺の花に愛を刻む
楽しみ過ぎてヤバい!!

「まだかな?」

「まだだ」

ソワソワと飛行機に乗っている。
初めてのファーストクラス。

「まだ?だよね?」

「まだまだだ」
陽平がクスクス笑う。

しばらくして、

「陽平」

「まだだ。」

「何も言ってないじゃん!」

「でも当たったろ?」

「、、、、、」

「ずっとキスで塞いでてやろうか?その口」
陽平の目がギラっと光る。
本気だ。これは。

「だ、大丈夫です」

「クックックッ!かわいな本当に」

残念だな。そう言って、結局そっとキスされた。

「今のうちに寝とけ」

「わかった」

そう言って、あんなにソワソワしてたのに前の日も寝れなかった私は、あっという間に夢の中へ入ってしまった。

そんな私を、陽平はクスッと笑って見てたなんて私は知らない。
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