御曹司は高嶺の花に愛を刻む

〜菜由side〜

「橋本、電話ー」

「はーい。」

「お電話変わりました。橋本です、、
、、、、
はい。では。失礼致します」

「橋本!今日の夜、飯行かね?」

電話が終わると、私の隣のデスクの岩崎宗輔(いわさきそうすけ)が話しかけてくる。

「行かなーい」

私は、岩崎君を見る事もなく断る。

「だよなー」

わかってるなら誘わないで欲しい。

岩崎君は、私と同い年で、イケメンだ。
イケメンは苦手。
でも、まぁ普通に話しているうちに、見た目は気にならなくなった。
普通にいい奴って感じ。

4月に入ってからというもの、やたらと話しかけてくる。

最初は、本当に苦手で私の警報も鳴りまくっていたけど、最初程グイグイ来なくなったから、今は普通に話してる。

結構、面白いし。
仕事も、できる。

昼休みは、お弁当を作れなかった時とかは、一緒に食べに行ったりもする仲だ。
< 80 / 228 >

この作品をシェア

pagetop