恋の病に、堕ちてゆく。
それから3日間、何事もなく過ごした。朗報と言えば、部屋にデジタル時計が飾られたことだ。
そして監禁生活7日目の朝、お風呂とご飯、先生の診断も済ませた後、青波が唐突に聞いてきた。
「生き物は好き?」
「はい?」
「海の生き物とかどうかな?」
「海の生き物?」
魚のこと?別な凄い好きってわけじゃない。もっぱら食べる専門だし…。
「先生も傷の具合が大分良くなったって言ってたし、加奈ちゃんさえ良ければ水族館に行く?」
「水族館!?」
まさか?本当に外出許可が??
「俺の友達が水族館の館長やっててさ。今日は休館日だから、貸切で招待してくれるって。どうかな?」
どうかな?どうかなって、そりゃぁ答えはひとつしかないけど…。
もしかして監禁場所を変える口実だったりして?この家の場所はお父さんに知られているわけだし。
こんな上手い話はあるわけないよ。
そして監禁生活7日目の朝、お風呂とご飯、先生の診断も済ませた後、青波が唐突に聞いてきた。
「生き物は好き?」
「はい?」
「海の生き物とかどうかな?」
「海の生き物?」
魚のこと?別な凄い好きってわけじゃない。もっぱら食べる専門だし…。
「先生も傷の具合が大分良くなったって言ってたし、加奈ちゃんさえ良ければ水族館に行く?」
「水族館!?」
まさか?本当に外出許可が??
「俺の友達が水族館の館長やっててさ。今日は休館日だから、貸切で招待してくれるって。どうかな?」
どうかな?どうかなって、そりゃぁ答えはひとつしかないけど…。
もしかして監禁場所を変える口実だったりして?この家の場所はお父さんに知られているわけだし。
こんな上手い話はあるわけないよ。