恋の病に、堕ちてゆく。
四季のように私に希望を持たせて、結局はノーのパターンだろう。そんなに私って単純に見える?
まだスパッと切り捨ててくれた大我の方がマシだよ。
「別にいいです、勉強もあるので」
反応してやるもんか。
「…はかどった?」
「はい。先生がちょうど私の苦手ツートップの数学と古典を持ってきてくれたので、ここで理解が遅れていた分を取り戻そうと思います」
大丈夫、まだ息は詰まってないし、勉強もあるし。
「無理しない程度にね」
「はい。あ、シャーペンは借りっぱなしでも大丈夫ですか?」
「うん、どうぞそのまま使ってて」
衣食住が整った監禁生活を送らせてもらっている。これ以上、何かを望むつもりはない。だから一刻も早く家に帰らせて欲しい。望むことは、それだけだ。
まだスパッと切り捨ててくれた大我の方がマシだよ。
「別にいいです、勉強もあるので」
反応してやるもんか。
「…はかどった?」
「はい。先生がちょうど私の苦手ツートップの数学と古典を持ってきてくれたので、ここで理解が遅れていた分を取り戻そうと思います」
大丈夫、まだ息は詰まってないし、勉強もあるし。
「無理しない程度にね」
「はい。あ、シャーペンは借りっぱなしでも大丈夫ですか?」
「うん、どうぞそのまま使ってて」
衣食住が整った監禁生活を送らせてもらっている。これ以上、何かを望むつもりはない。だから一刻も早く家に帰らせて欲しい。望むことは、それだけだ。