花火 ~HANABI~
一章 偶然と奇跡

出会いと別れ


キーンコーンカーンコーン・・・・

ガラガラガラッ!!!
 
「ギリギリセーッフ!!!!」

そう言って勢いよく教室のドアを開けたのは


 
谷原 優華。 16歳の高校1年生。

友達もそれなりに多く、親友と呼べる

友達もいる。それになりより、

大好きな…大好きな彼氏と呼べる

存在もいる。親は母1人で、

医者を務めている。



「優華ぁ~!!!来んの遅いからあ!!!」

と、いつものハルカの元気な声。

「だって家遠いんだもん~♪」

優華も小さく言い訳。

そして・・・・・・

「優っ!!!!はよ!!」

そう言いながら笑顔で優華に手を振る

・・・愛しい姿。

川村 亮也。

優華と同じクラスで、優華の彼氏。

2人の交際は、堂々と公開している。




 




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