たとえば、こんな人生も②
「…ん……」


飽きもせず
じっと、その寝顔を眺めていると

まるで
注がれる視線に気付いたように

閉じていたまぶたが開く



「…………おかえり……なさい」



寝ぼけた様子で、俺を見つめて

言いながら
俺の胸に顔を擦(す)りよせる


夢うつつな、そんな状況でも
俺に『おかえり』を届けようとする所や

甘えるような、その姿に


また、心乱される



「ただいま」



頭を撫でて、その額にキスを落とせば


寝ぼけ眼のまま
幸せそうに微笑む彼女



胸の中にある愛しさは増すばかり



微笑み返して、俺は彼女を抱き締めた
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