辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 お見合いの結果が、どうなるのか気になる。明日は、ラースについて行ってしまおう。
 
 翌日、昼食後にラースとリティカは出かけることになった。
 このあたりには、あまり珍しいものはないのだけれど、この地ならではの光景というのもある。結婚したらどんな場所で暮らすことになるのかも、事前に見ておいてほしいということなのだろう。
「では、行ってきます。リティカ嬢、手を」
「……ありがとうございます」
 普段、エル達が町に出かける時は歩いていくけれど、リティカは貴族の令嬢である。令嬢は、自分の足では歩かないものなのだそうで馬車が用意されていた。
「エルとイレネちゃんは、卵を買いに行きます!」
 右手を突き上げてエルは宣言した。別にまだ、卵を買う必要もないのだが、町に行く口実は必要である。
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