辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「むりぃ……!」
途中で音を上げたイレネとメルリノが再び交代。それを横目で見ながら、ハロンはボウルを洗い終え、まな板と包丁を用意してくれる。
「エル、準備できたぞ!」
「リティカ嬢、切ってみる?」
エルはリティカに声をかける。リティカはうなずき、こわごわと置かれた包丁に手を差し出した。
「待って、リティカ嬢。それなら、ベティを使った方がいいと思う」
どう見ても包丁を握ったことがなさそうだったので、エルはそっとベティを差し出した。
「え、でも……」
「ちょっと手が滑っても、ベティならリティカ嬢を傷つけないから大丈夫!」
危なっかしい手つきだが、ベティならばなんとかしてくれる。エルの友人は、エルの大切な人を傷つけることはないのだ。
途中で音を上げたイレネとメルリノが再び交代。それを横目で見ながら、ハロンはボウルを洗い終え、まな板と包丁を用意してくれる。
「エル、準備できたぞ!」
「リティカ嬢、切ってみる?」
エルはリティカに声をかける。リティカはうなずき、こわごわと置かれた包丁に手を差し出した。
「待って、リティカ嬢。それなら、ベティを使った方がいいと思う」
どう見ても包丁を握ったことがなさそうだったので、エルはそっとベティを差し出した。
「え、でも……」
「ちょっと手が滑っても、ベティならリティカ嬢を傷つけないから大丈夫!」
危なっかしい手つきだが、ベティならばなんとかしてくれる。エルの友人は、エルの大切な人を傷つけることはないのだ。