辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
左手でオレンジを押さえ、そっと刃を入れるリティカが息をつめているのが、エルにも伝わってきた。
「――切れたわ!」
オレンジを半分に切っただけ。
それでも、リティカにとっては大冒険だったようだ。あまり表情の浮かばなかった彼女の口角が上がっている。
「リティカお姉様、私も切ってみたいわ」
そっとイレネも手を出してみる。丁寧に、丁寧にベティでオレンジを四分の一にする。イレネに負担をかけないよう、ベティは自分で動いてくれたようだ。すんなりとオレンジは切れた。
「おおおおっ!」
思わず、と言った様子で、イレネの口から淑女らしからぬ声が漏れた。すぐに真っ赤になって、エルの方を振り返る。
「私、上手にできた?」
「うん、とっても上手!」
「――切れたわ!」
オレンジを半分に切っただけ。
それでも、リティカにとっては大冒険だったようだ。あまり表情の浮かばなかった彼女の口角が上がっている。
「リティカお姉様、私も切ってみたいわ」
そっとイレネも手を出してみる。丁寧に、丁寧にベティでオレンジを四分の一にする。イレネに負担をかけないよう、ベティは自分で動いてくれたようだ。すんなりとオレンジは切れた。
「おおおおっ!」
思わず、と言った様子で、イレネの口から淑女らしからぬ声が漏れた。すぐに真っ赤になって、エルの方を振り返る。
「私、上手にできた?」
「うん、とっても上手!」