辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 辺境伯家に連れ帰られたエルは、高熱を発し、生死の境をさまよった。その時によみがえったのが前世の記憶。
 自宅の一階で食事処を経営していた母は、若くして亡くなった。前世の父は仕事に忙しく、娘とのかかわりも必要最小限。
 家族の愛に飢えていた心を救ってくれたのは、母が残してくれた店に集まった常連さん達。皆が美味しいと言ってくれるのが幸せだった。
 今になって思えば、あれは家族愛の代償だったのかもしれない。
 だからだろう。今の人生でもエルの作った料理を食べた皆が喜んでくれるのが幸せだというのは。
 
 鍋はすぐに準備され、天気のいい日にエルが辺境伯家の娘になった祝いの会が開かれることになった。
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