辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「ハビエル……お友達にそういうことを言っては駄目。エル嬢の精霊は、ジェナとベティと……ええと、そのぬいぐるみは?」
「スズ! 新しいお友達です!」
 王妃は今までスズの存在を認識していなかったらしい。けっこう目立つように作れたと思っていたのだけれど。
「スズ。新しい精霊ね?」
「はい、王妃様。ハビエル殿下。ジェナとベティは精霊です。スズもそう――殿下にご挨拶してもいいですか?」
「挨拶?」
「ジェナは、お料理が上手なの。ベティは切るのが上手。スズは……ええと」
 ジェナとベティは調理器具なので料理してくれるのだが、スズはぬいぐるみだ。厨房に来ることはあっても、邪魔にならないよう棚の上の方にいつもいる。
「ええと、スズは可愛い!」
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