辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 エルは、スズをそっとハビエルの方に押しやる。心得たスズは、ぴょんとハビエルの肩に飛び乗った。
「……ふわふわ」
 肩に乗ったスズを撫でて、ハビエルが小さく笑った。
「殿下、そろそろご飯を食べに行きましょう。辺境伯領のお食事は、とても美味しいんですよ」
 一通り魔物の素材を見終わった後、イレネはタイミングよくハビエルを誘導してくれた。
 エルはささっと走って食事が用意されている場所に戻る。
 大人達は酒のグラスや、お茶の入ったカップを持って談笑しながら、騎士達が石窯を温めている様子を、珍しそうに見ている。石窯を温めている騎士の中にはアルドもいた。
 彼の側にはエミーがいて、今日も手伝いをしてくれている。
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