辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 身体が丈夫になったら、王都で一緒に暮らしましょうと書かれていたその言葉を信じて、田舎の大きな屋敷で一人暮らした。
 ――だけど。
 いい友人になれそうな子がいるのだと、再会した母の口から出てくるのは精霊に愛されているという女の子のことばかり。
 信じられないような美味しいお菓子や料理を作ることができるというその言葉を、信じられなかった。
 だって、ハビエルに同じことをしろと言われても無理だ。
 最初に顔を合わせた時から、気に入らなかった。
「エル嬢はしっかりとしていること」、「ハビエルの勉強は少し遅れているの」、「領地でもしっかり勉強するよう乳母には伝えていたのだけれど……」と、エルと比べてハビエルは駄目な子なのだということばかり。しまいには、乳母がなっていないとまで言い出した。
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