辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 屋敷からはそう遠くないところに屋台を出していると聞いたので、四人でてくてくと歩いていく。ラースが肩から提げている鞄の中にはジェナとベティ、ハロンの肩にはスズが乗っているから、合わせて七人だ。
「わわ、すごい!」
 屋台の前には、子供達が集まっていた。
 注文を受けた飴職人が、注文された品をさっと作り上げている。柔らかな飴をあんなにも自在に扱うだなんてすごい。
「さて、若様とお坊ちゃん達は何を作る? 一番小さなお嬢ちゃんは?」
 四人で並ぶと、あっという間にエル達の順番がやってきた。お坊ちゃんと呼ばれたメルリノとハロンは照れくさそうに笑った。
「僕はもう成人しているんですけどねぇ……」
「それは、失礼。じゃあ、若様達とお坊ちゃんとお嬢ちゃん、だな」
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