辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 ロドリゴはしばらくエルをかまってから解放してくれた。これから、辺境伯領に戻る支度をしなければならない。彼は彼で忙しいのである。
「殿下、イレネ嬢!」
 玄関の前で待っていたら、ハビエルの乗った王家の馬車と、イレネの乗った伯爵家の馬車が続いてやってきた。どちらにも護衛や付き添いの世話係が一緒に乗っている。
「お庭に出て遊びましょう」
「エル嬢、この間のケーキはとても美味しかった。母上も大喜びしていた」
「本当? よかった!」
 王妃も気に入ってくれたのなら、チョコレートの大量持ち出しも大目に見てもらえるだろう。
「私もあのケーキ好き。いつでも食べられればいいのに」
「そのうち、王都でも食べられるようになるんじゃないかな?」
 レシピは、王家の菓子職人に提供してある。
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