辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 ネーネがちょいちょいとエルをつついてきた。ぐっと親指を立てているのは、美味しいという意思表示。
「エル様。海で私達も塩を作っていい? 海で塩を作れるのなら、岩塩を採りに行かなくてもすむわよねぇ……遠くて面倒なのよ」
「エルの発明じゃないし、それはいいけど、大変よ?」
 だいたい、海水に含まれる塩分は三パーセントぐらいだったはず。
 今回はジェナが手を貸してくれたから燃料は必要なかったけれど、煮詰めて作るとなると燃料費だけでも馬鹿にならない。
「置いとくだけならどうかしら」
「置いとくだけ?」
「うん。鉄鍋に海水を入れるでしょ。海岸に置いておいて、ある程度蒸発したら、どんどん海水を足していったら、濃い塩水にならないかしら。それを煮たてて蒸発させるなら、そんなに時間はかからないわよね?」
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