辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「王都騎士団長の人選だ。断れないぞ」
「……そんな」
 王都騎士団の団長は、クレオには見込みがないと思ったのだろうか。辺境騎士団に出向になるというのは、つまりはそういうことだ。
「……父上、僕は」
「わかっている。不満なんだろう? だが、断るならばお前は騎士にはなれない」
 上の者の命令に従えないのなら、騎士としてはやっていけない。父にそう言われてしまえば、クレオも黙るしかなかった。
 クレオは、自分のことはかなり素質のある騎士だと思っている。なのに、辺境送りにされてしまうとは。その不満が、つい表情に出る。
「それに、辺境伯には気になるところもあるんだ。もし、お前が直接辺境伯を見てきてくれるのであれば、それもありがたい」
「気になる?」
< 368 / 435 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop