辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
大好きな兄の登場で、緊張の糸が一気に緩んだみたいで、涙腺が決壊してしまった。
ラースの服を掴んでぼろぼろと涙をこぼしたら、ラースは話しかけてきた男の子の方に手を伸ばした。
「エル、涙を拭いてください」
ラースのあとからやってきたメルリノは、膝をついてエルにハンカチを差し出す。
それを見下ろしたラースに手招きされ、男の子はこわごわと近づいてくる。ジェナとベティは、男の子を見張っているみたいに、彼の後ろに陣取っていた。
「……若様」
「うちの妹を虐めたのか?」
「い、虐めてない! 俺も一緒だって言いたかっただけで!」
「一緒?」
借りたハンカチで涙を拭いて、エルは男の子の方に向き直る。なんだ、虐められたのではなかったのか。
ラースの服を掴んでぼろぼろと涙をこぼしたら、ラースは話しかけてきた男の子の方に手を伸ばした。
「エル、涙を拭いてください」
ラースのあとからやってきたメルリノは、膝をついてエルにハンカチを差し出す。
それを見下ろしたラースに手招きされ、男の子はこわごわと近づいてくる。ジェナとベティは、男の子を見張っているみたいに、彼の後ろに陣取っていた。
「……若様」
「うちの妹を虐めたのか?」
「い、虐めてない! 俺も一緒だって言いたかっただけで!」
「一緒?」
借りたハンカチで涙を拭いて、エルは男の子の方に向き直る。なんだ、虐められたのではなかったのか。