辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 嘘は言っていない。
 何を持ち出すのか国王は知らなかったはずだが、王家の食料保管庫に保管されている食材は何を持って行ってもいいという許可は国王直々にもらっている。
 その返事に、女性達の肩が落ちた。たぶん、食料保管庫から以外の入手方法だったら、そちらから入手するつもりだったのだろう。
「……辺境伯領では、入手できるのでしょう?」
「できなくはないけれど、ねえ……なかなか周囲の状況がそれを許してくれなくて。いえ、辺境伯領で使う分ぐらいならすぐに用意できるのですけれど」
 ロザリアがため息をつく。
「陛下も、チョコレート以外にも流通させたいものがいろいろあるのですって。ただ――反対なさる方も多くて」
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