【書籍化決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~

 もちろんハミルトン王国の王侯貴族たちは皆夫婦で出席していて、その令息、令嬢は夜の祝賀パーティーのみ、といった形だ。


 ヴィルは王太子殿下なのでセレモニーに出席した後、私を迎えて来てくれる。

 なんだか申し訳ないわね…………お父様達はそのままパーティーに出席できるのに、私をエスコートする為にわざわざ我が家に来させてしまうなんて。


 迎えに来てくれた時に先日購入したユニコーンの置物をあげよう。小さいから邪魔にはならない、はず。


 セレモニーにはハミルトン王国が招待した各国の王族が出席して、そのまま祝賀パーティーにも出席する王族もいると聞いたわ。

 ヴィルと挨拶回りをするから、その人達にも挨拶しなきゃいけないわね。


 緊張する……そんな事を考えている間にマリーが髪をセットしてくれて、髪にも装飾をしてくれていた。


 「お嬢様の美しいピンクラベンダーの髪の素晴らしさを際立たせる為に、全部はアップしないでおきますね!せっかくつやつやに手入れしましたので!残した髪は巻いて……アップした髪には、この薔薇のティアラのような宝飾品を着けましょう。美しいです~~」

 「オリビア様、綺麗!」

 「ふふっありがとう。マリーもありがとう」

 「まだ髪の毛だけですよ!これからお化粧とドレスです!」

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