【書籍化決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~

 
 「心配かけてごめんなさい。ヴィルもありがとう」


 私の言葉に2人が笑顔になったので、その日は満たされた気持ちで眠りについた。

 マリーには「その恰好はどうしたのです?!」とお父様と同じような反応をされたので、同じように説明するのが大変だったけど。


 そう言えばあの後どうなったのか、イザベルとリチャードに聞かなければ…………2人を置いてきちゃったから、きっと心配しているわね。


 
 そう思って次の日に起きてから、手紙をしたためようと思っていると、突然の思いがけない訪問者に公爵邸は騒然となる。


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