そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~
 病室の窓からは日差しが降り注ぐ。
 今日もいいお天気。
 
 桜はもう散ってしまっただろうか?

 窓の向こうからは子供の声が聞こえる。
 
 ああそうだった。この病院の隣には大きな公園があったっけ。

 間宮さんは子供のまま、大人になってしまったのだと思う。
 そうさせたのは、環境かも知れないし、ご両親かも知れない。華族の家柄なのかも。

 彼女もきっと被害者なのね。
 
 ──可哀そうな人。

 どうか私みたいに自分を見つけて欲しい。
 
 あなたを支えて、そしてあなたらしく輝けるように、あなたを輝かせてくれる人に出会って欲しい。

 そっと私は瞳を閉じた。

 ほんの数日なのに、色んなことがあり過ぎたから。

 ──もう少しだけ眠りたい。



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