助けた王子に妃へと望まれた魔女ですけれど、自然が恋しいので森に帰りますね
「魔女様? 大丈夫ですかしら……?」
「すみません。しばらく、このままで……」

 先々を思いやるとそんなことばかりが浮かび、ついずるずると湯船に体を沈みこませてしまうメルなのだった。
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