イケメン吸血鬼を救え!ー私の血を貴方にー
プロローグ
「………ッ」
(し、心臓が……苦しい)
ボワっと、1人の男が瞳を赤くさせた。
「はぁはぁ……」
(息が……で、き……ない)
その場に膝をつく。
ここは、家の中。
俺しかいない。
「血……血が、欲しい…」
俺は、体を動かす。
だが、体に力が入らない……
「ッ……」
(ここ……まで……か)
瞳がボヤけ瞼が閉じそうになった時、視界に闇が現れた。
あ、もう……終わった。
これで……楽に?甘い血の香り。
俺は再び目を開く。
そこには、見たこともないイケメンが俺の目の前に居た。
そのイケメンは、俺をハグする。
首筋が唇に近い……
俺は、居てもたってもいられず…その血を吸った。
赤かった瞳から、黒に戻り体が楽に_______…
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