イケメン吸血鬼を救え!ー私の血を貴方にー
「_______……ん」
俺は、長かった眠りから目を覚ました。
「……ここ…は、……部屋……?」
「お目覚めかな?王子……様」
銀髪で、顔が整っていて…イケメンだな。
それに…俺はこいつをどこかで…ダメだ、思い出せない。
「誰だ、お前。それに、王子って…て!」
俺は動くとシャランっと、音がした。
何かで手首を縛り付けられているようだ。
俺はコイツを睨む。
「これを、取れ」
「それは、出来ないな」
「なんでだ」
「そりゃー…輸血してるからね」
「輸血?」
「そう、ミーラの血が足りなかったから僕の血を半分分けてあげてる。だから、動かないで」
「血が足りないって…」
「僕に聞かないでよ。でも、僕が助けてあげたんだから感謝してよ?」
「チッ」