飼い主は幼なじみ
"夏都side"

こいつにキスをされた

ただの幼なじみのこいつにキスをされた

ファーストキスだった

"お試し飼い犬"
聞いたことない言葉

初めてのキスがこんな感じで奪われたのも意味わからないこと言われたのもすっごい嫌だったはずなのにわたしはつい
"お試し飼い犬"を受け入れていた

居心地のいいこいつと居られるならなんだっていい。そうおもったのかもしれない

「ねぇその問題間違ってる」

「は?マジわかんない」

「絶対わざとだよね」

絶対こいつは勉強できるのに。
なんでこんなアホみたいな間違いばっかしてるんだろ

「早く教えないのとキスするよ」

あんなにファーストキス奪われて嫌だったはずなのに何故かもう一度キスしてほしいなんて思ってしまっている自分がいて嫌になる

「……してもいいよ」

「は?」

「キスしてもいいよ……」

あーおわった。何でこんなこと言ってるの
こいつとわたしはただの幼なじみじゃん
意味わからない
なんなのよ、わたし。

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