両手から溢れる愛を

「なんでこの話をわざわざ一話目にしたのか」

「ほう」

「──それは告白をきっかけにツバサが恋に気づいていくというストーリーでファイナルアンサーでしょ!」


ナ、ナンダッテー!


「て、てんさいじゃん」
「よせやい」
「よっ天才みちこ!」


徐々に人が増えてきてどんどん騒がしくなる教室。




「ま、あたしはてっきり三島と何かあったんだと思ったんだけど」


静かに落とされた爆弾は、しっかりと私を吹き飛ばした。



「んぐっ……! げっ、げほっ」

油断してお茶を飲んでたのが運の尽き。

咽せる私をみっちゃんが大丈夫?といって背中をさすってくれるけど、原因はあなたですよ。


「はぁーーー…………はぁ!?!!?」

落ち着くために吐き出した息そのままに、噛み付くようにみっちゃんへと詰め寄る。


「なんて? なんで!?」

なんて言ったの、何でそう思ったの。

混乱する頭で飛び出た端的な言葉でも、みっちゃんにはしっかりと伝わったらしい。


「いや、だから三島と何かあったのかなって。ほら、昨日あいあいが──「こらこらこら!」

朝だよ!? 学校だよ!?
そんな相合傘なんてっ、そんな言葉、ダメでしょ!

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