腹黒王子様の溺愛が規格外。
蓮くんはこう見えて、不器用なところもあるのかもしれない。


さすがと言うしかない、近藤さんはおそらくそれを見越してちょうど3つほど絆創膏を持ってきてくれていた。


小さい頃からお世話してるとそういうこと、なんとなくわかってくるんだろうなぁ。

私もいつか、蓮くんのこともっとわかるようになりたい。


「桜、絆創膏貼ってくれてありがとう」

「ううん、気をつけてね。あ、私が包丁で玉ねぎ切るからもうやらなくていいよ」

「それって……期待外れだった?」

「蓮くんの不器用なところが見れて嬉しかった!」

「っ……!ほんと?」

「ほんと」


不安そうな顔をする蓮くんの表情が和らいだ。

ぱぁっと笑みを浮かべていて、本当に愛らしい。


こういうの、ギャップ萌えって言うんだよね?

耐えられないこんなの、きゅんきゅんしちゃう……。



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