一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ



「うん。確かにスッキリしたわ。
自分でも驚いてる。

不感症うんぬんは置いといて、なんかスッと胸のモヤモヤが消えた感じ。

どこか自分でも、諦めないと、とは思ってたから。

きっかけがなかっただけなのかな。

だから、名前も知らないすんごいイケメンの彼との夜は後悔してないし、むしろ慎一さんを忘れさせてくれて感謝してるくらい」



「感謝ねぇ。

その、名前も知らないすんごいイケメンの彼さ。
言いづらいな。長い。
ジョージにしよ。とりあえず。

ジョージに惚れた?」


「ジョージって。
まぁ、いーや。

いや、なんてゆーかさ
なんか、惚れたらヤバい気がしてさ。

名前も聞かれなかったし、私のことなんか興味ないよ。

ましてやここ東京だし。

もう、会ったりとかないじゃん?
私、もうすぐ帰るし。

なんか、すんごい金持ちっぽかったから、住む世界が違いすぎて。

だから、逃げてきた」
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