一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
9〜ヒカリside〜
「ん、、、、」

朝か。
ん?あったかい?

私は慌てて目を開けた。

え?塁?

帰って、、、ない。

いつもなら、帰ってしまって朝になれば、ひとりだったのに。

モゾッと動いたら、塁が抱きしめる手を強めた。

起きてる?


「塁?」


「んーー?」

あはは。寝ぼけてる。

「おはよう。塁」

「んー。はよ。」

初めてだ。朝を一緒に迎えるのは。

こんなに嬉しいんだ。

「ふふふ」

「何だよ」

「何でもない」

そんな事を言ってれば、モゾモゾと塁の手が動き出す。

「抱いていい?」

「ふふふ。それ拒否権あるやつ?」

「ん?ないな」

そう言って、結局朝から抱かれた。

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