一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「愛してる。ヒカリ。」

ついに俺は、口に出して思いを伝える。
初めての、愛の言葉を。

するとヒカリは泣き出した。
もう、俺の口は止まらない。

愛おしくて。愛おしくて。

こんなに、気持ちを込めて愛を伝える事が。
その愛を受け止めてくれるヒカリが。

愛おしくてたまらない。

これまで口に出来なかった言葉が、次から次へと出てくる。

ヒカリはいちいち、可愛く反応してくれる。

"私も"と。

全身で受け止めてくれた。
俺の愛を。

人生の半分以上、一度も口にしたことがなかったこの愛の言葉を。

この、思いを。
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