一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ


やれやれ。
俺はヒカリを抱き上げ、寝室まで連れて行く。

ヒカリを降ろして、立ったまんま寝そうなヒカリの服をちゃちゃっと脱がし、パジャマを着せる。

こういう所は、昔と変わんないな。

「よし」

「ありがと塁ー。ねよー。おやすみー」

ヒカリは目を閉じたままチュッとキスをしたと思えば、モゾモゾとベッドに入った。

ぜんっぜんトンチンカンな場所にキスしやがった。

「おやすみ」

俺も、着替えてヒカリを後ろから抱きしめて、チュッとしっかり頬にキスをしてやっと眠りについたのだった。


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