一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「ああ。ほれいけ」

「うん。せーのっ!!」

クルっとヒカリが検査薬を表に向けた。

そこには、しっかりと2本線。

目を合わせて、箱を確認する。

"陽性"

ハッとヒカリを見る。

「ヒカリ!!」

「塁!!キャー!!」

2人で抱きつく。

「ヒカリ!!来たな!!嬉しいな!!ありがとうヒカリ!!」

「塁!!ヤバいヤバい!!泣きそう!!」

「ああ。これはヤバいわ。病院行かないとだよな?」

「うん!明日行ってくる!」

「ああ。俺も行けそうなら一緒にいく。いや、行く。一緒に行こう」

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