一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「おい。玄関まで丸聞こえだぞヒカリ」


塁さんがリビングに入ってきた。


「あ!!塁さんおかえりなさーい!お疲れ様ー!!お邪魔してまーす」


「ああ。盛り上がってんな⁇」


「うん!!ジョージの話し聞いてたら私も彼氏欲しくなっちゃいましたよー」


「ジョージ⁇こないだも言ってた奴か⁈

麗!!お前、ジョ、ジョージと付き合ってんのか⁈」



「だったら何よ。別にいいでしょ」


塁さんが何か、慌てている。


「いや、良くない。どーせろくでもない奴なんだろ」


「っはぁぁああー⁈
何で塁にそんな事言われなくちゃならないのよ」


「まままま!!落ち着いて!!2人とも。
すーぐ喧嘩すんのやめろってのいい加減」



この2人はすぐこうだ。全く。
塁さんと麗は黙ってギロっと睨み合う。
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