一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「んじゃ、とりあえず私達部屋に入りますから、塁さんはゆっくりしててくださいね!!
ほら、麗!!行くよ!!」


私は麗を立たせると、グイグイ背中を押して階段を登らせる。

教えてもらってないのに、麗の部屋っぽい方に開けてはいる。

当たったわ。
私はエスパーだったらしい。

「塁め。人の彼氏に文句言いやがって。
今まで、あんな事言われた事ないんだけど!!」


「確かに。塁さん、どうしたんだろうね⁇まぁ、いいんじゃない⁇疲れてたんだよきっと!」


「なのかな?まぁ、いーや!」


「「気にしない、気にしない」」

「「っぷふ!あはははは!!」」

2人のいつもの口ぐせがリンクして、顔を見合わせて笑った。

そして、夜中まで散々騒いでそのまま結局泊まる事にした。
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